りんごのガトーインビジブル
フランスで人気だという「ガトーインビジブル」。じわじわと話題になっているので、早速作ってみました。ケーキを切ると、層になったりんごが美しく、シンプルな材料で作られた素朴でやさしい味わい。フランやクラフティとよばれる、卵、ミルク、バターで作られるお菓子の変形バージョンかな?
お菓子作りが苦手な方でも、混ぜ方にコツもなく、計量も適当で大丈夫。有塩バターを使って塩気を少し感じるようにしていますが、無塩バターでももちろんOKです。アーモンドパウダーを使って香りと風味がよくなるようにしましたが、これも薄力粉に替えても全く問題ありません。
家で誰も食べなくなった「ぼけた」りんごがまだまだある長野県民の方にぴったりのお菓子レシピです!
材料/7×20×5cmのパウンド型1台
りんご 2個
卵 2個
砂糖 40g(今回は甜菜糖を使用)
薄力粉 50g
アーモンドパウダー 25g (同じ分量の薄力粉に変えてもOK)
牛乳 70ml
有塩バター 50g
シナモンパウダー 少々
1.りんごを4等分にして皮を剥き、薄くスライスします。スライサーを使ってもOK。パウンド型にクッキングペーパーを型に合わせてを敷きます。薄力粉をふるってアーモンドパウダーと合わせ、バターをレンジで30秒程加熱して溶かします。オーブンを170℃に予熱。
2.卵と砂糖をすり混ぜるように泡だて器で混ぜます。泡立てないように注意。
3. 薄力粉とアーモンドパウダーを加えて、粉っぽさがなくなるまで混ぜます。
4. 牛乳を少しずつ加えながら混ぜます。最後にバターを加えて混ぜ、好みでシナモンを加えて。

5. スライスしたりんごを加えて、折れないようにやさしく混ぜ合わせます。りんご1枚ずつに生地が絡むように。
6. りんごの形をなるべく揃えて1枚ずつ型に並べます。きれいに揃えて重ねることによって断面が層になります。
7.割れてしまったりんごや小さいりんごは表面に適当に並べて、残りの生地を型に注ぎ入れます。170℃に予熱したオーブンで約50分ー1時間焼きます。
8. 表面にこんがりと焼き色がついたら出来上がり。粗熱が取れたら型から出し、網の上などで冷まします。そのままでも美味しいけれど、冷蔵庫で2時間以上しっかり冷やして食べても美味しいです♡
家にまだりんごのストックが沢山あるので、このケーキもまだまだ作れます。レーズン入れたり、ナッツを入れたり、クリームチーズも合うかな?シンプルなのでアレンジ無限大ですね。
長野あるある~だと思いますが、年明けに残ったりんごを「ぼけてる」と言って家で人気がなくなってしまう・・・。 私は九州・福岡出身なので、りんごはちょっと贅沢なフルーツで、しかも「ぼけた」りんごしか売っていませんし、食べるのは「ぼけた」りんご。たまーに蜜入りリンゴを食べて美味しくてびっくりする、でもめったに食べることのできない幻のような蜜入りりんご・・・また食べたい・・・と憧れた子供時代でした。
今でも蜜入りのりんごを食べると子供時代を思い出し、りんご畑に赤いりんごが実っているのを見ると興奮してしまいます。長野に住むようになってから、どこからか頂いて自然に湧き出るように家にある「りんご」もっと大切にして、色々レシピも作っていきたいと思います♪